【依頼内容】
・家族構成
妻(パート),夫(正社員),子供3名(5歳以下1名,10歳以下2名)。
妻の実家で妻の父母と同居。
・相談/依頼時の状況
夫が別居。子は妻とともに妻の実家に残っていた。
妻の不貞を理由に夫から離婚調停が提起され,受任時には既に2期日が経過していた。
(内,1期日については,法律相談でアドバイスを行った)。
【当事務所の活動】
(1)活動経過
調停(2期日/4ヵ月)
→離婚後の事後処理(離婚届提出・戸籍変更・子の氏の変更申立)(1ヵ月)
(2)活動内容
離婚原因について,妻が不貞をする前に,夫の不貞や性的不調和があり,
破綻原因を作ったのは夫であることを主張。
財産分与に関して,争いは生じなかった。
妻側から養育費の支払い請求を行い,養育費の金額について争点となった。
慰謝料に関しては,申立は行われていたものの,調停では争点化しなかった。
親権に争いはあったが,面会交流の実現については双方同意し協力的であった。
【当事務所が関与した結果】
調停和解
①親権は妻に認められ,夫の養育費支払い義務(3人で月額6万円)が認められた。
②面会交流は妻と夫の間で随時の連絡を行い,実現することとなった。
③慰謝料は調停条項から外された。
【解決のポイント及び感想】
慰謝料請求に関しては,調停条項から外されたため,その点については,実質未解決です。
しかし,調停段階で離婚が認められ,養育費の支払い義務も明文化されて調停が終結したことで,
依頼者様の比較的早期の日常生活復帰が図れました。
訴えられる立場に立たされた状態で,自分の権利や言い分を主張することは,孤独で辛い闘いになります。
そのようなときに,共に闘うことが出来るのが弁護士です。